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納品物にタイムスタンプをする意義
フリーランスや業務委託で仕事をしていると、「納品されていない」「納品物の内容が 違う」といった理由で報酬の支払いを拒まれることがあります。納品した瞬間のファイルを 記録しておくことは、自分の身を守る簡単で有効な備えです。
なぜ納品時の記録が重要なのか
メールやチャットで納品しても、送受信の記録は当事者間のやり取りに過ぎず、 「そのファイルを本当に送ったか」「送った後で中身をすり替えていないか」は 第三者から見て確認しようがありません。特に検収や支払いをめぐってトラブルに なった場合、こちらが「確かにこの内容で納品した」ことを客観的に示せるかどうかで 交渉の立場が大きく変わります。
何を記録すればいいか
- 納品した成果物一式(デザインデータ、原稿、ソースコード、資料など)
- 納品連絡のメール・チャットのスクリーンショット(送信日時が分かる状態で)
- 検収完了・修正依頼など、その後のやり取り
- 発注時の契約書・見積書・仕様書(納品物が合意内容と一致していることを示す材料として)
いつ記録すればいいか
納品した「その日のうちに」が基本です。後からまとめて記録しようとすると、 どのバージョンのファイルを実際に送ったか分からなくなりがちです。修正版を 再納品した場合は、そのたびに記録しておくと、どの時点でどんな内容だったかが 明確になります。
なぜタイムスタンプが有効なのか
ファイル自体の作成日時や更新日時は、パソコン上の操作で書き換えることが技術的には 可能です。証拠保全アプリでは、納品物のハッシュ値(データの指紋のようなもの)を Bitcoinブロックチェーンに刻むことで、「この内容のファイルが、この時刻より前には 存在していなかったことがあり得ない」という事実を、運営者を介さず第三者が独立に 検証できる形で記録します。もし後から中身が違うと言われても、ハッシュ値を比較すれば 同一のファイルかどうかを機械的に判定できます。
- 納品するファイル一式をアップロード
- 自動でハッシュ値が計算され、Bitcoinタイムスタンプの構築が始まる
- 証明が確定したら、元データ・証明データ・検証レポートをいつでも発行・ダウンロード
報酬の未払い・不当な受領拒否には専門窓口もあります。 下請代金の支払いをめぐるトラブルは下請代金支払遅延等防止法、フリーランスとの 取引についてはフリーランス・事業者間取引適正化等法の対象になる場合があります。 記録を残したうえで、フリーランス・トラブル110番や弁護士への相談も検討してください。